季節の変わり目はホルモンサイクル、ホルモンバランスを崩しがち。
今回はホルモンサイクルとお肌についてお伝えしたいと思います。
女性ホルモンの中の代表的なものに卵胞ホルモンと黄体ホルモンがあります。
女性はこれらのホルモンのバランス変化によりお肌の状態や体調、精神状態に
も様々な変化が現れます。
特に卵胞ホルモンが増える頃(2週目)はお肌のハリを保つコラーゲンや血流
量が増えるため、お肌はハリやうるおいのある理想的な状態といえます。
逆に黄体ホルモンの増える排卵後は肌トラブルの起こりやすい時期です。
黄体ホルモンには皮脂の分泌を促す働きがあります。そのため黄体ホルモンが
増える時期である黄体期にはお肌がアブラっぽくなり、汚れを吸着しやすくな
ります。
生理前(黄体期)の身体は排卵後に受精が起こったということを仮定して身体
を守ろうとする機能が強く働くためです。
そのため、紫外線からの防御反応であるメラニンの働きも活発になり、排卵後
のシミやソバカスが濃くなったりします。
黄体期に紫外線対策をなまけると、なかなかもとのお肌に戻りにくい場合があ
りますのでご注意を!
さらに今年の夏の紫外線が強かったですが、今も油断してはいけませんよ。
お伝えしている通り、この時期の日中の紫外線も強いですので注意が必要で
す。
「以前よりシミが濃くなった」とか「新しいシミができてしまった」という方、
いらっしゃいませんか?ホルモンサイクルもチェックしてみてくださいね。
特に、生理前後はホルモンの量変化が大きいので肌トラブルが生じやすいとい
えます。
この時期はいつもよりメイクを控えるとか丁寧なケアをするとか工夫が必要で
すね。加えて、じゅうぶんな睡眠、栄養を摂るなど生活のリズムを安定させる
ことも大切ですね。
また、女性ホルモンの分泌量にホルモンサイクルがあるように、お肌にも28
日周期で生まれ変わるターンオーバーがあります。
表皮のもっとも奥にある基底層で赤ちゃん細胞が生まれ、これが角質層まで押
し上げられて皮膚の表面に顔を出すまでに28日かかると言われています。
このターンオーバーがスムーズにいっていればメラニンは角質とともに自然に
はがれ落ちます。
ところが、季節の変わり目はホルモンバランスの影響でお肌のリズムも乱れが
ちです。秋の行楽シーズン。暖かい日ざしの下で、ふと顔を見ると、新しいシ
ミやソバカスが。こんなことに気づくことはありませんか?