近年、小中高校生が化粧品を使うのが当たり前のようになっております。
それに比例して肌トラブルのお悩み、ご相談が増えております。
その中に次のような質問があります。
『子供が大人用の化粧品を使ったら将来肌がボロボロになるって聞いた
のですが本当ですか?』
『子供が化粧品を使うとお肌を怠けさせてしまうのでは?』
まず、化粧品というのが、基礎化粧品を指すのか、メイク化粧品を指すのか、
という問題があります。
化粧品は悪いと言われますが、毎日のスキンケアは欠かせませんよね。
一般的に皮脂の分泌が盛んな年代ですし、お肌も未熟ですので皮脂汚れを
しっかり落として清潔を保っておくことが大切です。
この年代で一番多いトラブルの一つがニキビ。顔を油っぽくしたためニキビに
つながっているケースが多いですので、極力、顔を油っぽくしないように清潔
に保ちましょう。
メイクについては年齢的にもお肌に負担になることが考えられます。
一般的にお顔は身体に比べ皮膚が薄く弱く、年齢的にも大人と比べ刺激に
敏感だと思われます。
油取り紙で皮脂をとっている光景をよく目にしますが、油取り紙を使用する
際はこすったり、押しすぎたりしないように注意しましょう。必要以上に何回も
とっていたら、刺激となり、様々なトラブルにつながりかねません。
あとあと後悔しないためにもお肌に負担をかけすぎることはやめて、
お肌をやさしく守るスキンケアを行いましょう。
また、子供が化粧品を使う際のトラブルとして、お肌を怠けさせる?とかそう
いうことではなく、いろいろなことをしすぎてお肌に必要でないことまでする
ことによってお肌に負担となったり、刺激となったりすることがあります。
たとえば、ゴシゴシ洗顔したり、毛穴パックや油取り紙を繰り返したり、
オイリーなのに乳液やクリームをたっぷりつけたり・・・
それによって、お肌の機能が逆に弱ってしまうことがあります。
お肌には種々の要因によってダメージを受けると、これを修復して元に
戻そうとする生理機能(恒常性維持機能)がありますが、この生理機能
が衰えお肌が弱ってしまうのです。
これらを踏まえた上で、『では成長期の場合はどんな化粧品を使えば
いいのでしょうか?いろいろあって分からなくて…。』という質問があり
ます。
極端に乾燥しているとかトラブルがあるということでなければ、年齢的にも
洗顔と化粧水でケアされるのがよろしいかと思います。
もちろん、紫外線対策は忘れずに。