最近、よくご相談があるのが、“毛穴の黒ずみ”。
あなたの鼻や小鼻の周り、頬の外側などの状態はどうですか?
そのあたりもうまくケアしないと汚れが残ってトラブルにつながります
ので注意が必要ですよ。
この“毛穴の黒ずみ”の正体は、何でしょう?
毛穴の黒ずみは、“黒ニキビ”と呼ばれますが、黒ニキビは金属が酸化
したら黒くなるように皮脂腺から出たアブラや古い角質などが酸化して
黒くなっている状態です。
黒ニキビは毛穴が開いていて中の詰まっているものが外部からみえて
しまいますので、指などで取りたくなりますが、無理矢理取ったらいけ
ません。
無理矢理取ると細菌が入りやすくなり化膿したり、刺激が強すぎて毛穴が
開いたままになり、さらに汚れが詰まりやすくなり、また黒ずみを生じると
いう悪循環に陥りやすくなります。
特に鼻の毛穴は奥が深く、皮脂がたまりやすいため、黒ずみができ
やすいところです。毛穴に詰まった皮脂が長くとどまると黒くなるという
わけです。
毛穴の黒ずみを取っても、また同じ所にできたという経験ございませんか?
さらに、黒ニキビは『ニキビの子供』とも呼ばれ、気になって手で触ったり
すると手についた雑菌などで化膿した赤ニキビになりやすいので注意が
必要です。
黒ニキビができてしまって気になっても触らないようにしましょう。
特に黒ニキビは角栓同様、皮脂腺の機能とホルモンバランスに深い関係が
あることがわかっています。
女性の場合、皮脂の分泌量は20代前半まで増加し40代からは減少し始める
のが普通ですが、最近では40代、50代でも黒ニキビ、角栓に悩まされている
方が多くいらっしゃいます。
皮脂は本来皮脂膜となって皮膚を覆い、角質層の水分のうるおいを保ち、細
菌や外的刺激からお肌を守る役割があります。しかし、何らかの要因でお肌が
敏感になり、皮脂が必要以上に分泌され、その皮脂がうまく取れていないと、
このようなトラブルにつながってしまいます。
ではどのようなケアが効果的なのでしょうか?
次回お伝えいたします。