お伝えしてきました夏の脂性乾燥肌。
誰でも額から鼻にかけてのTゾーンは比較的脂っぽいのに、目の周りや
頬のあたり水分不足で乾燥する傾向がありますが、夏はその差が大きい
と考えてケアを行いましょう。
では、どのような化粧品を選び、どのようなケアを行えばいいのでしょうか?
夏の脂性乾燥肌は、化粧水を効果的に使いましょう!
洗顔後、まず化粧水で全体を軽くうるおわせて、軽く20回程度パッティング。
パッティングにはクーリング効果があり、毛穴がキュッと締まり、皮脂の分泌を
抑え、キメを整える効果があります。
さらに、コットンに化粧水を含ませて、気になる部分にのせておくとうるおいが
増して効果的。
特に仕事などで空調の整った室内に長時間いる方は、ケアしても目の周り
から頬にかけてかさつき、思った以上にお肌が乾燥しています!
だから、夏だって油断大敵!保湿を心がけましょう!
そこで、お肌にうるおいを与えようと、オイルを含んだ化粧水・美容液をたっ
ぷりとつける方がいらっしゃいますが、それはやめてください。
基本的に乾燥肌といわれる方でも自分で皮脂を出しているので油分を
与えすぎるとかえってお肌に負担となります。
なぜなら、基礎化粧品やメイクにふくまれるオイルや皮脂は5、6時間で
過酸化脂質になると言われているからです。
お肌にダイレクトにつける化粧水や美容液はオイルではない、コラーゲンや
ヒアルロン酸などお肌に近い保湿成分をご利用いただき、必要でなくなった
メイクはすぐに洗顔して過酸化脂質を取り除くことが大切です。
もちろん、化粧水にもオイルが含まれるものがありますのでご注意を。
化粧水は保湿成分をお肌に残して水分が蒸発していくのですが、油分は
ずっとお肌に残って酸化(過酸化脂質化)してお肌に負担となります。
部分的に皮脂の出方が違う、タイプの違った肌が同居している夏の脂性乾燥
肌のうるおいは保湿液(美容液)で調節するのがベター。
オイリーな部分は手の平で美容液を化粧水に混ぜてつけると調節しやすいです。
さらに夏場、お肌は紫外線によっても乾燥が加速されます。体内と体外の両方
から影響を受けてしまう環境なのです。
美しい肌を保つためには、紫外線からお肌を守り、余計な油分を与えず、お肌
の新陳代謝を活性化するようにお肌にうるおいを保ち、過酸化脂質をつくらない
ようにしていくことが大切です。