専業主婦とOLとでは日常浴びている紫外線量はどのくらい違うのでしょう?
紫外線について様々な測定がなされていますが、どの結果をみても主婦の
浴びている紫外線量の方が多く、OLの浴びている紫外線量は意外に少ない
ことがわかります。
これは、主婦が紫外線の強い時間帯に買い物や洗濯、子供の送迎などで
屋外に出かける機会が多いことが理由として考えられ、一方、OLの方は
勤務時間のほとんどを室内で過ごすこと、紫外線を浴びる機会が少ない
ことが考えられます。
しかし、OLの方も外出する機会の多い方や、昼休みに戸外でスポーツを
する方などは、日焼けを起こす紫外線量を浴びてしまいますよね。
でも、私は外出しないし、お昼もオフィスだから大丈夫。なんて思っていらっ
しゃる方!本当に大丈夫ですか?
例えば、通勤時。
通勤期間は紫外線の少ない時間帯だからと思ってはいませんか?
さまざな測定を見てもUV-A(生活紫外線)、UV-B(レジャー紫外線)とも
太陽が一番高いとき(太陽が真南にある時間)に最も強くなっていますが、
測定グラフをみていると大きな違いがあることがわかります。
それは、UV-Bは太陽が出て少し経ってから観測されるのに対し、UV-Aは
日の出直後から日の入りまで観測されているのです。
7、8月では通勤時間帯である朝8時のUV-Aの強さはピーク時(南中時)
の強さのほぼ50%もあります。ちなみに、UV-Bはピーク時の30%程度
あります。
生活紫外線であるUV-Aは太陽が出ている時間は常に注意する必要がある
のです。
また、たとえ短い時間でも肌に色の着かない弱い紫外線でも、累積すれば
お肌の老化は確実に進行します。特に生活紫外線は皮膚の奥のほうにも
入り込み、皮膚内部にダメージを与え、お肌の弾力を奪って深くシワが刻まれ、
肌のたるみにつながります。
紫外線によって、お肌の老化が非常に早まるのです。
そしてそのダメージは少しの紫外線でも着実に進み、時間がたってもなかなか
元に戻りません。
今お肌に受けている紫外線は細胞がしっかり記憶しているのです。
私たちは、ふだんあまり意識していない時も軽い日焼けが起こるくらいの
紫外線を浴びています。夏だけでなく冬も決して安心できないのです。
しかも毎日浴び続けているのですから、その合計はかなりの量となります。
主婦やOLの方が注意すべきは、スポーツやレジャーの時よりむしろ生活の
中での紫外線と言うことができます。