夏空に入道雲の映える季節となりました。この青空を見てると海・山・川といったアウトドアを楽しみたくなります。得に野外でのレジャーや、お出かけの
際に気をつけていただきたいのですが、強い日ざしです。日光に含まれている
紫外線が、シミやシワ、さらには皮膚ガンをも引き起こす可能性があるからです。

では、紫外線が肌に当たるとなぜシミができやすくなるのでしょうか？

まず、皮膚の細胞内で大量の活性酸素が発生します。（※活性酸素とは酸化作
用の強い酸素のこと）この活性酸素は、ほうっておくと、皮膚の細胞を次々と
酸化させて傷つけていきます。そうすると細胞を活性酸素の攻撃から守るため
に、メラノサイトがメラニン色素を作るのです。（※メラニン色素は細胞に紫
外線の害が及ばないように、紫外線そのものを吸収し防御する働きがあります。）
メラニン色素がシミの正体で、通常日焼けしても紫外線を浴びつづけなければ、
新陳代謝により、メラミン色素は取り除かれるのですが、さらに紫外線を浴び
つづけることでメラノサイトが、活性酸素によって傷つけられ、メラミン色素
を異常に大量発生させてしまい色素沈着する、これがシミとなってしまうのです。
以上がシミのできる過程です。

鏡をのぞくと、皮膚の一部が他のところに比べると少しくすんで見えるところ
はありませんか。そのクスミが将来、シミとなる可能性の高いところです。
早めに、ケアをしてあげましょう。（ケアの仕方は、後半を参照してくださいね）

中国の言葉で『医食同源』という言葉がありますよね。健康を維持するために
は、新鮮な生きた食材を身体に採り入れることが大切です。老化が進んだり、
病気などで、身体の抵抗が弱まると、活性酸素に対する抵抗力も衰えて、メラ
ミン色素が大量発生してしまうことがあります。そこで健康にもなれて白い肌
をつくってくれる食品に注目いたしましょう。

シミを作らないようにする、又はシミを消すためには、衰えた抗酸化力を補い、
メラミン色素が必要以上に作られないようにすることがポイント。
ビタミンC.E.β”カロチンなどが、抗酸化力の強い成分です。特にβ-カロチン
は紫外線からの害を防ぐのに有効で、ニンジンやホウレン草などの緑黄色野菜
に多く含まれています。

今回は、β-カロチンをたっぷり含んでいるニンジンを生のままでおいしく召
し上がれる方法を紹介します。ぜひお試し下さい。

<ニンジンジュースの作り方>
材料ーニンジン200ｇ、リンゴ半分、お好みでトマト中一個、
又はオレンジ（果肉）半個分

?ニンジンはタワシでしっかり洗う。

?皮つきのまま、ザク切りにし、ジューサーに入れてスイッチON

?グラスに注ぐ。　　　ハイ出来上り！

<召し上がる時のポイント>
※紫外線の強くなる前（午前7時08時）に飲むのが効果的。
※β-カロチンは脂溶性なので、油を使った料理（朝食のスクランブルエッグや、
バタートースト）といっしょに飲むようにすると効果大。

このニンジンジュースは、食物繊維もたっぷり含んでいるので便秘に効果があ
るほか、肩こりも軽くなってきます。「シミは、一度できたら絶対に消えない
もの」と思わないで下さい。
必ず消えると信じて、毎日のお手入れと、食事に心配りを。

最後に、もし日焼けしてしまったという場合のお手入れ方法をご紹介しましょう。

?冷蔵庫でつめたく冷やしたプライマリーのリフレッシャーローションを顔全
　体に吹きつけ、やさしくなでるように塗る。このとき、いつものようなパッ
　ティングは避けること。更に、コットンにリフレッシャーローションをたっ
　ぷり湿らせ、10015分間ほてっている箇所にはりつけておく。

?仕上げは、いつものとおり、プライマリーのエッセンス適量をやさしく塗る。
　※洗顔もやさしく。シャワーを使って洗い上げましょう。
　※コットンではなく、市販のマスクを使用してもよいでしょう。

ご家族や、お友達とごいっしょに是非お試し下さい。紫外線に負けずに、健康
的に楽しく夏を乗り切りましょう。”