日焼け止めの選び方

紫外線対策のヒントは以前お伝えしましたが、具体的にどのような
日焼け止めを選ぶのがよりベターなのでしょうか?というご質問を
たくさんお寄せいただきました。

そこで、今回は日焼け止めについてお伝えいたしたいと思います。

まず、日焼け止めの機能について2通りあるのをご存知でしょうか?
紫外線を散乱させる機能と紫外線を吸収させる機能です。
通常の日焼け止めはこれらの紫外線を散乱させる顔料(酸化チタンなど)
と紫外線の吸収剤が含まれています。

そこで吸収材の働きですが、簡単に言うと角質の中に入っていきお肌
が紫外線を吸収する前にこの物質が吸収して、吸収した太陽エネルギー
は熱に変換されお肌に紫外線の影響を与えないようにしているわけです。

また、紫外線散乱剤は主に物理的に紫外線を反射、散乱させることに
よって皮膚に達する紫外線の量を少なくする機能があります。

しかし、これらの機能によって日焼け止めを選ぶのは難しいため、 
ご存知のように日焼け止めの効果を示す度合いとしてSPFやPAがあります。

SPFはUVB防御の基準となる数値ですが、日本で売られている日焼け
止めはSPF50+の商品が多いですよね。

ところが、技術的には高SPF値の製品を開発することができてもその効果
などを保証できないためアメリカやオーストラリアではSPF値は最大30と
制限されているそうです。ヨーロッパでもほぼその水準ですが、なぜか
日本では上限が50でSPF50以上のSPF値はすべて50+と表示されています。

SPF が高いものは確かに長時間紫外線を遮る力があるのですが、化粧
崩れと同じように、日焼け止めも時間が経つと皮脂や汗で流れたり、ムラに
なったりしますので、SPF値が高いものよりも、SPF15030前後のものを
ファンデの上から手で押さえるようにして塗り直したほうが効果的というのが
一般的です。

さらに、SPF が高いと粘性が増し伸びが悪く、お肌がかさついたり、何度も
洗顔しないとお肌に残りやすくなり、それだけ肌にかかる負担も大きくなります。

また、UVA防御の基準となる数値PAについては日常生活では+0++で
充分です。

まとめますと、日常生活における紫外線防御指数についてはSPF値15030、
PA+0++のものを選ぶことをおすすめします。また、ローションタイプを選ん
だほうがお肌の負担も軽くなります。もちろん、従来の表示指定成分無添加
のお肌に負担が少ないものを選びましょう。

さらに日焼け止めをつけると、比較的お肌が明るめになりますので、ファンデー
ションを厚くつけなくてもお肌が自然にきれいに見えますし、化粧くずれも
気にせずにいられますよ。

しかし、夜は帰宅したらすぐにしっかりと落としましょう。必要でなくなったときは
日焼け止めもメイクも汚れと同じです。

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