肌の色― 日本人の肌は「薄みかん色」?!

今回はみなさん気になると思われる「肌の色」についてお伝えします。

ご存知の方も多いと思いますが、世界的に有名な国内シェアの約半分を占める
某文具製造販売会社は「はだいろ」という色名を廃止しています。

理由は「はだいろ」という呼び方が差別的との指摘が多くあったためというこ
とですが、なぜ「はだいろ」が差別になるのかは置いておくとして、「はだい
ろ」の代わりに採用されている色名をご存知でしょうか?

それは『ぺールオレンジ』です。

ペールというのは薄いという意味で、このことからも分かるように日本人の
「はだいろ」は「薄いオレンジ色」なのですね。

色には色相、明度、彩度の3つの要素がありますが、色相と呼ばれる色合いを
示す要素で見ても日本人の肌は橙を中心としたあたりに属しています。

でも、同じ日本人でも色白の方もいれば、小麦色の方もいらっしゃいますよね。
この違いは何なのでしょう?

これは「明度」で表されるのですが、明度とは物体表面の反射率が多いか少な
いかを表す尺度で明るさの度合いを示し、明度が高い色は明るく、明度が低い
色は暗くなります。通常日本人の方の肌は、明度5(小麦色)から明度8(色
白)の間に含まれます。

さらに、「彩度」という色の鮮やかさの度合いを表す要素があります。鮮やか
な色は彩度が高く、くすんだ色は彩度が低くなります。通常日本人の方の肌は、
彩度が3から5くらいの間に含まれ、数値が増えるにつれ肌が美しく澄んだ色
になります。

このように肌の色によって肌の美しさも左右されますが、よりキレイに見える
ようにするためファンデーションがあります。

ファンデーションには自分なりの美しさと他人が見て美しいと感ずる肌を創り
出すという大きな目的があります。そこで、ファンデーションと素肌の色です
がどのような色のファンデーションをつけるのがベターなのでしょうか?

様々な研究、モニター調査など資料をみてみると美しく見える色は、明度・彩
度は高く、色相は中心に近づく傾向のようです。

すなわち、素肌より明るく鮮やかでしかも赤味も黄味もないナチュラルな感じ
ということになります。

しかし、ファンデーションばかり気にするのではなく、基本は当然素肌の色で
すよね。お肌の色は季節や健康状態でによっても変化し、年齢が高くなると黄
味を帯びてくすむ傾向になります。最近、美白とよくいわれますがお肌の土台
をつくっているのはやはりお肌に負担をかけないやさしいスキンケアです。

紫外線をなるべく避け、お肌の負担を軽くしてなるべく刺激を与えないように
してお肌本来のキレイになろうとする回復力を導き出して、土台の素肌を明る
くしていくことがまず必要ですね

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